12時間超えの冒険が5時間以内に?『ドラゴンクエストVII Reimagined』RTAの全貌

RPG

発売からしばらく経ち、DQ7リメイクのRTAも盛り上がっているようなので記事にしました。

現世界記録

ミム
ミム

PS版は10時間を超える長丁場のRTAでしたが、

リメイク版は5時間を切るタイムが出ているようです

はじめに:新生したエデンの戦士たちとRTAの可能性

『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』は、かつてシリーズ最大級のボリュームを誇る作品として知られていました。しかし、リメイク版である『Dragon Quest VII Reimagined』の登場により、その常識は覆されることになります。現在ではRTA(Real Time Attack)において、4時間台でクリア可能という驚異的なタイムが記録されています。この記事では、現世界記録保持者であるエル氏の情報を基に、本作のRTAにおける革新的な変更点と戦術を詳しく紹介します。

PS版から劇的な進化を遂げたシステムと仕様

今作のRTAにおいて最も注目すべき点は、PS版と比べて攻略に必須となる “石板の数” が大幅に削減され、探索の手間が劇的に軽減されたことです。さらに、これまで長時間のロスとなっていた会話シーンについても “イベントスキップ” 機能の実装によって大幅な短縮が実現しています。これらの要素が組み合わさることで、PS版では考えられなかったテンポの良い攻略が可能となりました。

移動手段に関しても、本作では抜本的な改善が施されています。具体的には、最初から “ルーラ” を習得しており、さらにダンジョン内や過去の世界でも場所を問わず自由に使用できる(※)ようになりました。また、従来のシリーズで必須とされていた “リレミト” が削除された代わりに、屋内から直接ルーラで脱出できる仕様が採用されています。このように、移動に関するストレスが徹底的に排除されたことが、高速クリアを支える大きな要因といえるでしょう。

※一部のイベント中は不可

敵との遭遇についても、本作は “シンボルエンカウント方式” を採用しているため、運要素が非常に低くなっています。道中の敵を最小限の動きで回避する技術が求められ、プレイヤーの実力がダイレクトに反映される仕様です。一部のランダムエンカウント地帯(※)においても “せいすい” を使用することで敵をカットできるため、たとえランダムエンカウント地帯であろうとエンカウントの回避が可能です。稼ぎのポイントも序盤と終盤に集約されており、無駄な戦闘を排除した洗練されたチャートが構築されています。

※船で移動する現代の海上のこと

最速を目指すための具体的戦術とテクニック

RTAを走る上で欠かせないテクニックの一つが、プレイ言語の設定です。本作ではテキストの表示速度を限界まで高めるために、文字数の密度が高い “中国語” を選択するのが定石となっています。わずかな時間の積み重ねが数分の差を生むRTAにおいて、言語選択は勝負を分ける重要な戦略です。さらに、戦闘面では主人公を含めた全員を “AI作戦” で行動させることができるため、コマンド入力の時間を極限まで削ることが可能です。

さらに、熟練度システムもPS版から大幅に刷新されました。これにより、職業ごとに使用可能な特技が制限されますが、どこでも転職が可能になるなどの利点もあり、戦略的なパーティ構築をいつでも組み替えられるようになり早くクリアするのに寄与しています。

環境構築と最新の記録について

プレイ環境の選択もタイムに大きな影響を与えます。現在、最もロードが高速なのは “Steam版” と “Windows版(Xbox)” であり、PCのスペック差を公平にするためのロードリムーバーも導入されています。一方で、Switch版は携帯性には優れていますが、入力遅延やロード時間の面でPC版に譲る形となっています。ハードウェアの特性を理解し、最適な設定で挑むことが記録更新への第一歩となるでしょう。

最後に、現在のトップレベルの記録について触れておきます。エル氏による最新の記録では、ゲーム内時間(IGT)で4時間8分57秒、実時間(RTA)で4時間44分51秒という驚異的なタイムが叩き出されました。この数字は、綿密に練られたチャートと正確無比な操作、そしてリメイク版独自の仕様を最大限に活用した結果です。本作のRTAは、運に左右されにくいからこそ、挑戦しがいのある奥深いカテゴリーであると言えるでしょう。

引用元

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