RTAの歴史が危機に?speedrun.comの規約改定が引き起こしたコミュニティの混乱と反発

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speedrun.comが規約を更新し、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが削除されたことが海外RTAプレイヤーを中心に話題になっているので記事にしました。

Terms of Use Update – News – Speedrun.com
日本語要約:利用規約が5年ぶりに更新され、AI学習やスクレイピングの禁止及びクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを削除した。

ミム
ミム

AIの禁止は特に話題になっていませんが、

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを削除したことには相当な批判が集まっています

Speedrun.comが利用規約からクリエイティブ・コモンズを再び削除

世界最大のRTA記録集積サイトである“Speedrun.com”(通称SRC)が、利用規約を改定しました。具体的には、データベースに適用されていた“クリエイティブ・コモンズ・ライセンス”が規約から静かに削除されたのです。

実は、運営母体であるElo社が同様の改定を試みたのは今回が初めてではありません。なぜなら、2021年にも同様の削除が行われ、コミュニティからの激しい批判を受けて撤回された経緯があるからです。しかしながら、彼らは再び同じ過ちを繰り返す選択をしました。

この変更に対して、RTA統計プラットフォームである“therun.gg”の運営者がReddit上で警鐘を鳴らしました。その結果、コミュニティ全体を巻き込む大きな議論へと発展しています。

何が問題なのか?規約改定がもたらす致命的な影響

運営側の告知では軽微な変更であるかのように説明されています。けれども、実際の規約にはコミュニティの活動を根底から揺るがす条項が複数含まれています。

第一に、Elo社はリーダーボード全体のデータベースを自社の排他的な財産であると主張し始めました。したがって、リーダーボードのデータを再利用するためには、同社の明示的な許可が必須となります。

第二に、個人による非商用利用のみが認められる一方で、“寄付の募集”が明確に商用利用として定義されました。その結果、Patreonで維持費を募る統計サイトや、寄付でサーバー代を賄うDiscord Botの利用が規約違反となる恐れがあります。さらに、チャリティを目的としたマラソンイベントでのデータ参照すら脅かされています。

第三に、SRCと“実質的に類似する”あらゆる競合プラットフォームへのデータ移行が禁止されました。加えて、手作業によるデータの転記であっても、運営側が商用とみなしたサービスへの移行は許されません。

走者の努力と歴史が単一プラットフォームに囲い込まれる懸念

利用規約上は、走者本人が自身の記録をエクスポートして自由に利用する権利は残されています。ところが、現在活動していない過去の走者や、自身でデータを移行できないプレイヤーの記録はサイト内に固定されてしまいます。

すなわち、コミュニティ全体で築き上げてきた膨大なRTAの歴史が、一企業の所有物として囲い込まれる事態に陥っています。そのため、多くのプレイヤーが強い危機感を抱いています。

さらに、Redditのコメント欄では、サーバーエラーによって記録のエクスポート機能すら正常に動作しないという不満の声も上がっています。結果として、サイトに対する信頼は完全に失墜しつつあります。

コミュニティの反発とプラットフォーム離れの加速

今回の事態を受けて、多くのユーザーが強い不満を表明しています。たとえば、海外の『スーパーメトロイド』コミュニティなどでは、上位走者を中心にSRCからの離脱が以前から進んでいました。

また、法的な観点からも疑問の声が相次いでいます。そもそも、走者が達成したタイムやYouTubeなどの動画リンクといった情報は単なる“客観的事実”に過ぎません。したがって、データそのものに著作権を主張できるのかという法的根拠には強い疑問が残ります。

それにもかかわらず、巨額の資金を持つ企業と一般の走者コミュニティの間には大きな力の差が存在します。そのため、真っ向から法廷で争うことは現実的ではありません。だからこそ、多くのコミュニティが独立した独自サイトや“therun.gg”のような代替プラットフォームへの完全移行を模索し始めています。

まとめ:RTA文化の独立性を守るために

かつて有志の熱意によって支えられていたプラットフォームが買収され、過度な商業化と囲い込みに走る事例は後を絶ちません。だからこそ、今回の問題は単なる規約変更にとどまりません。

もしこの規約改定に納得できない場合は、所属するリーダーボードのモデレーターと協議し、抗議の声を届けることが大切です。あるいは、手遅れになる前に自身の記録データを外部にバックアップしておくべきでしょう。

引用元

ミム
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ちなみにspeedrun.com側も問題は把握しているようで、

何らかのアップデートをする予定(該当のポスト)があるそうです。

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